新世界行ってきた感想

いとこが来てたので、日曜日にいっしょに新世界を観光した。
新今宮の周辺は大変エキサイティングな町として知られている…けどそっちのほうではなく、まず駅のすぐ近くのスパワールドに行った。駅からだとスパワールドに行くまでに廃墟が存在するので、別に通らなくてもいいけど通った。廃墟。何かとエンカウントしそうな雰囲気だった。多分ゾンビ系FPSの舞台にできる。
スパワールドはなんか大きい銭湯だった。プールは行ってないので知らない。とりあえず入れる風呂をひたすら周っていたら、のぼせた。適当に休んでから、今度はサウナに。そういえば最近銭湯とかに行ってなかったので、サウナ自体が久しぶりだった。何か遠赤外線とかそういうののためか、サウナの真ん中にデカい炭火セットがあった。すごい邪魔。サウナ部屋のテレビは「そこまで言って委員会」だった。いかにもサウナ部屋であった。おっさん。サウナの後の水風呂も欠かさない。あと、炭酸風呂というのがあったので入ってみたら、別段変わったことはないように思えたが、よく見ると、壁面や底から小さな泡が立っている。そしてジャングルはその泡を大量に湛えていた。私は炭酸を実感した。私は炭酸を実感した。
スパワールドを出て、外へすぐに続く階段は、そのまま通天閣の正面につながっている。が、メインストリートは既に観光地化しており、全く新世界的な雰囲気ではなかった。どて焼屋と串カツ屋が並び、そこに人が並び、大してうまいわけでもないものを割と高い値段で食って満足してるような感じの一帯だった。観光地化すれば、もともとのそのへんの雰囲気とかは一切消えて、記号だけが残って、その記号で儲けるというのはどこでも変わりはないか。私は全く良く思っていないが、まぁ他所から来た人にしてみれば、そういう記号ぐらいしかイメージがないので、自然と記号以外は目立たなくなって、記号ばっかり増えていくというのは仕方ない気もするが、あまりにも観光客相手の商売しかないので、「新世界風の場所」もしくは「新世界だった場所」とでもしておく。「新世界?」「新世界ed」はそれぞれ、「新世界風の場所」「新世界だった場所」の略記である。で、その新世界?の中ほどにある、いとこ曰く、有名らしい串カツ屋に行ったのだが、既に行列ができており、店内は十数のカウンター席しかないので、とにかく客の回転が悪い。それはまぁ別にいいのだが、串カツとかそんなに並んで食うものでもなかろうに。まぁ新世界?の記号の一つではあるので、味とかそういうのよりも行ってソースの二度づけをしないで串カツを食うというのが観光になるのだろうが。まさか味に期待して来てる人間はいないと思いたい。もともとは「一杯やろか?」というような場所なので、味とか追求するような場所なわけがない。とにかく、2時間ほど並び、串カツを食うた。
そのあと私は地下鉄の恵比須町のほうに抜けて、日本橋に寄って帰った。よくわかる現代魔法を全巻買って帰ろうと思ったのだが、どうやら新旧があるっぽい(あるのは実は1巻だけだったが)ので、とりあえず止めた。
ちなみに新今宮から向かうと新世界?だが、恵比須町のほうから向かうと、おそらく新世界である。