まじめな話、新人研修とかプログラムの授業で C を取り扱うのなら、その前にBrainf*ckで色々教えたほうがいいと思うんだ

普通プログラムで最初に身に付けることは、コンピュータにいかにして仕事させるかっていうことだと思うけど、Cとか初めてプログラムに接触する人にとっては謎の呪文が多いし、そういう謎な部分は本題ではないのにやたらと気になって大変よろしくない。構造化とか再利用とかいうのは重要なことだけど、それってコンピュータに仕事させることそのものには全く関係なくて、開発効率とか管理のしやすさとかメンテナンスとか、まとめて人間側の都合で、学び始めた人にはまだ無縁の世界なので、むしろ無いほうがいい。
そこでBrainf*ck。特にメモリを見る、メモリをいじるというのを自然に学べるあたりがよい。Cでポインタを教えるとなるとなんか一大イベントみたいになってるけど、Brainf*ckは「今見てる場所」という感覚が別段特別なこととして映らないので自然にポインタの概念を理解できる。あとレジスタ1個と8種類の命令とメモリと入出力がついた機械という、すごく単純化された計算機という見方もできるので、あとから計算機はこうなってるんだ!みたいなことを突然言われて「は?」ってなりにくいと思う。あと処理系を用意するのがとても簡単。自分で書けよっていう。
以上のような特長から、Brainf*ckはコンピュータに仕事させるということの体感にはうってつけだと主張。私は本当にそう思ってます。