寄りすぎ

http://blogs.wankuma.com/tyappi/archive/2008/09/01/154906.aspx
http://blogs.wankuma.com/episteme/archive/2008/09/01/154943.aspx

思うにプログラミング言語や環境が初心者や向上心の無い馬鹿に寄りすぎなのではないか?確かに理解しやすくて面倒なこともないなら気軽に(雑に)コードが書ける(たとえば…Java?)だろうが、セキュリティとかリソースの管理はVMが面倒見てくれるからってそんなに簡単に無視できる問題でもなかろう。GCがある環境でmemory leakは起こすのはまぁ難しくともmemory bloatを起こすことは超簡単。例として私が現在携わっているプロジェクトでも、数秒ごとにメモリを100MB消費するなんていうことがあった。メモリは自動解放のはずの.netで「メモリの解放忘れ」。いくらGCであろうともルートから追跡できるメモリが今後使われないかどうかなんて分からない。分からないから解放できないのである。結局メモリ管理の煩雑さからは解放されたとして、今度はGCをうまく動作させることを心がけなければならない。これは確かにメモリを管理することに比べれば簡単だが、それは今までメモリ管理で悩まされてきた人からすれば、の話で、そうでなく、GCのある環境でしかプログラムしたことがない人にとっては今度はこれが正に「厄介な問題」になる。結局のところいくら環境や言語がサービスしようとも、こちらが問題意識を持たなくなればいくらでも程度の低い、別な問題がでる。…とまぁここまで書いてリンクを辿ったら同じようなことを既に書いておられるではないか(※私がこのへんを書いていたのはお昼)。まぁいいや。
いや、GCが無くなってしまえばいいとか、そんなことは全然思ってなくて、うーん、GCとか便利機能を補助輪、あるいは赤ちゃんのオムツとして使うなと言いたい…のではなかろうか?自分でできないからGCに任せるんじゃなくて、できるけど面倒だからGCに任せる、の違い。あれ?なんか最初と言いたいこと変わってる?
かく言う私も実は偉そうなことのたまわれたモンではないのだが。まぁ最近.netのコード書いててふとメモリの存在を忘れそうになるのがアレでして。いっそのこと忘れてもいいような言語に行くというのも手か。よしとりあえずLazy Kをだな(以下略